2014年12月30日

巨人優勢ひっくり返した

厳しい局面をひっくり返した決め手は、グリエルとキューバ政府が希望した「三塁手手形」の承諾だった。今季は本職の三塁で24試合に先発出場し打率・355だったのに対し、二塁では35試合先発出場で・278。チーム事情で主に二塁を守ったが、サインの数が多く、不慣れな守備位置で戸惑いを隠せなかった。キューバ政府との交渉過程で来季は本人の希望を尊重し、三塁の定位置を用意。能力を最大限発揮できる環境を準備した。

 さらに頼もしい相棒も加わる。実弟のユニエルキスで、現在入団交渉も進めている。今季はキューバの国内リーグで打率・287、1本塁打。まだ21歳と若いが、1メートル92、84キロの大型遊撃手で身体能力は兄に見劣りしない。遊撃の定位置が固定できないチームの補強ポイントにも合致する。

 グリエルは国内リーグに参加しているため、DeNA合流はキャンプイン後の来年2月中旬になる見通し。主砲ブランコは退団してオリックスに移籍したが、前巨人のロペスを獲得したのに続く吉報。DeNAファンには、一足早いクリスマスプレゼントになりそうだ。

  


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2014年12月27日

復活へ今オフ“肩無休”「

 剛腕が「復活3カ条」を掲げた。中日の浅尾拓也投手(30)が14日、愛知県阿久比町での野球教室に参加。3年連続で不振の右腕は、今年の漢字を「悔」、来年は「復」と表現。オフの調整法をもう1度見直し、完全復活を誓った。

 「復活するという意味もあるし、ケガしない体に戻るということでもある。すべてにおいて(いい状態に)戻りたい」

 11年に球団記録の79試合に登板し、防御率0・41で優勝に貢献。中継ぎ投手では史上初のMVPに輝いた。ただ、その後は右肘、肩の痛みもあり、悩めるシーズンが続く。そこで今オフは(1)肩無休(2)グアムで投げ込み(3)1月の鳥取自主トレ、に新たに挑戦することを決めた。例年は肩を休めていたこの時期から遠投を行っており、年明けのグアム自主トレでは本格的な投球練習を行う。その後、暑いグアムからあえて寒い鳥取に拠点を移してから沖縄キャンプに入る。「グアム後に沖縄に行くと寒く感じることがある。鳥取の寒さで投げられれば沖縄でも大丈夫と思うんで」。かつての最強セットアッパーが悲壮な覚悟で勝負の1年に挑む。


  


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2014年12月24日

入団テストから育成契約

米大リーグ、カブスと6年総額1億5500万ドル(約183億円)で契約合意した左腕レスターが、契約ボーナスとして大リーグ史上最高の3千万ドル(約35億円)を受けと取ると、AP通信が14日に伝えた。

 従来の契約ボーナスの最高額は2006年にブルージェイズと契約した外野手ウェルズの2550万ドルだった。(楽天が11月の岡山県倉敷市での秋季キャンプで入団テストを行ったアレジャンドロ・ゼゴビア捕手(24=レイズ2A)と育成契約を結ぶことが14日、分かった。

 早ければ年内に発表され、球団初となる捕手の外国人選手が誕生する。近年、チームは正捕手の嶋に次ぐ2番手捕手が不在。捕手だけでなく内野も守れるゼゴビアは力強い打撃も魅力で、年齢も若く、キャンプ期間に大久保監督も「捕手がしっかり守れるようになれば面白い」と高く評価していた。   


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2014年12月21日

阪神・平田ヘッド 2軍教え子に喝!

阪神・平田勝男ヘッドコーチ(55)が14日、西田や北條ら2軍監督時代の教え子たちが、ポスト鳥谷の最有力候補に名前が挙がっていないことを嘆いた。中堅のレギュラーだった大和の内野手再転向が注目されている現状に、本職の内野手たちはもっとアピールせんかい…というわけだ。

 2軍で西田、北條を指導し、徹底的にしごきあげてきた。将来性を探り、育成がテーマの2軍監督だったこの2年間。来季から配置転換となる平田ヘッドコーチは選手を見る目線を「戦力」に切り替えるが、2人が現状目立っていないことを嘆いていた。

 「ショートは鳥谷が残ってくれることがベストだけど、いずれにしてもポスト鳥谷を育てることが必要。その時に真っ先に名前が上がってこないと…。確かに大和はうまいよ、でも内野を本職としているんだから悔しいだろう」

  


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2014年12月18日

 勝負強いモースにマーリンズが接触

米メディアは14日、マーリンズがジャイアンツからフリーエージェントとなっているマイケル・モース外野手(32)と獲得交渉を行ったと報じた。

 モースは今季131試合に出場して2割7分9厘、16本塁打、61打点をマーク。ポストシーズンでもカージナルスとの優勝決定シリーズ第5戦において1点を追う8回に代打として登場し、同点ソロを放つなど印象に残る活躍を見せ、チームのここ5年で3度目のワールドシリーズ制覇に貢献。勝負強さをみせた。

 また、マーリンズはアルバレスとコザートの2投手どちらかをトレードに出して、一塁手を獲得したい意向があるという。   


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2014年12月15日

米メディアが予想

 ポスティング・システムを行使してメジャーへ挑戦することになった韓国ネクセンの姜正浩(カン・ジョンホ)内野手(27)だが、米メディアはそのポスティングでの落札金額と契約内容の予想を行った。

 韓国球界は最高額を入札した球団が独占交渉権を得るという旧ポスティングシステムを採用しており、その落札金額が注目されるところだが、米メディアはこれを500万ドル(約5億9千万円)から1500万ドル(約17億7千万円)の間と見ており、姜正浩との契約は3年総額2400万ドル(約28億4千万円)という見解を示した。

 姜正浩は今季、遊撃手として韓国球界最多の40本塁打を放ち、打率3割5分6厘、117打点をマーク。オフにメジャー挑戦を表明し、所属する韓国ネクセンもこれを容認した。同じ遊撃手を守るということで、阪神から海外フリーエージェントでメジャー挑戦を宣言している鳥谷のライバルと目されている。

 “韓国のA・ロッド”と異名を持つ姜正浩の獲得にはメッツ、ジャイアンツ、アスレチックスが興味を示しているといわれているが、メッツに関してはまだ入札に参加するか決めかねているという。その注目の入札は15日(日本時間16日)に行われる。   


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2014年12月10日

守屋“闘将魂”受け継ぐ

阪神からドラフト4位指名された守屋功輝投手(21=Honda鈴鹿)が24日、三重県鈴鹿市内の同社で契約金5000万円、年俸840万円(金額は推定)で仮契約した。25日に21歳の誕生日を迎えた岡山県倉敷市出身の右腕は、同郷の大先輩・星野仙一楽天シニアアドバイザー(SA=67)の現役時代をほうふつさせる強気の投球で「打倒・巨人」を高らかに宣言した。

 時を経て、守屋が闘将の魂を受け継ぐときがやってきた。中日時代、V9時代を含む巨人を相手に通算35勝。03年には虎の将として前年度優勝の宿敵を撃破し18年ぶりの栄冠。楽天の指揮を執った昨季は日本シリーズでまたもや前年度日本一の原巨人を下した。男の名は星野仙一。「打者に向かっていく強気の投球」と自身の持ち味を語る若武者。実は母校の倉敷工からわずか1キロの場所に、2人の運命を感じさせる建物があった。

 「星野仙一記念館ですよね。知っています。まだ行ったことはないですけど、高校時代よく近くは通っていました。(打倒・巨人も)共感するところはあります」
  


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2014年12月07日

結論はウインターミーティング後

ソフトバンクの優勝パレードの先頭車に孫オーナー、松田選手会長と乗り込んだ秋山幸二前監督は、沿道のファンに笑顔を振りまいた。

 「いいパレードだったと思います。ありがとうという声援をもらったけれど、こちらこそありがとうという気持ち」。その表情は重荷を下ろしたかのように穏やかだった。「皆さんの熱い声援が我々の力になりました」と日本一を後押ししたファンに感謝していた。 17日には西宮市内で球団と再交渉を持ち、新たな残留条件を示された上で南信男球団社長(59)から直接慰留も受けた。鳥谷に対しては今季数十試合を視察したロイヤルズに加え、ブルージェイズ、ナショナルズ、アストロズなどが関心を寄せていて、メジャーの移籍市場が活性化するウインターミーティングが次の焦点とみられる。   


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2014年12月04日

プイグ式上半身+ステップ式下半身

巨人・阿部慎之助内野手(35)が24日、来季の新打撃フォーム構想を明かした。上半身のモデルは、先日行われた日米野球に大リーグ選抜として来日したドジャースの強打者ヤシエル・プイグ外野手(23)。下半身は両足でステップを踏みながらタイミングを計る数年前に自身が好調時に実践していた動きを取り入れる。捕手から一塁手へコンバートされ、これまで以上に打撃への期待がかかる来季。モデルチェンジで日本一奪回の主役を担う。

 阿部が巻き返しへ、大きなイメージを膨らませていた。コンバート元年。打者としての比重がかかる来季の新フォームは頭の中で固まった。

 「プイグみたいにいこうかなって。上半身を固めておいて、彼はそのまま振りだせるけど、僕は足でタイミングを取っておいて、って」

 この日は、福井市内で2年連続の野球教室を開催。48人の野球少年を前に約1時間30分、キャッチボール、打撃を丁寧に指導した。「教えることで勉強になることはたくさんある」と大汗をかきつつ、来季の自身の打撃についてもあらためて確認した。
  


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2014年12月04日

工藤流で投手王国を!

ソフトバンクの孫正義オーナー(57)は24日、福岡市中心部・明治通りで行われた優勝祝賀パレードに参加し、日本一連覇へ向けて、近日中の工藤公康新監督(51)との直接会談を熱望した。現役時代の実績を生かした投手陣の整備を要望する考えだ。パレードにはソフトバンクとしては過去最多の35万人(主催者発表)が詰めかけた。来季も同じ喜びを味わうために、同オーナーは「投手王国」の再建を全面的にバックアップする。

 孫オーナーはオープンカーに乗り、笑顔で沿道に手を振った。同時に頭に描いていたのは日本一連覇への青写真だ。工藤新監督との面談の可能性を問われると、隣にいた後藤球団社長にすかさず指示を飛ばす。「できるだけ早くね」。孫オーナーはもちろん、工藤新監督も筑波大大学院の授業や講演会と多忙を極めるが「孫のひと声」で12月の上旬にトップ会談を行うことが内定した。

 「会ってお話ししたい。秋山監督のつくったチームを引き継いで、頑張ってもらいたい。投手王国をつくってほしい。素晴らしい実績のある投手だったわけですから」と孫オーナー。秋山監督は現役時代の自身のプレースタイルのように1番・柳田に象徴される走力、打力のそろった強力打線をつくり上げた。打撃面は12球団の中で屈指と言える。
  


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