2014年10月01日

8月の戦い方に決定的な違い

ある球団関係者が言う。「監督は夏場以降を見据えて、あえて月曜日も若い選手に練習を課していた」。投手陣も例年以上に走り込みの量が増えていた。従来の1・5倍程度のダッシュを黙々とこなす…。すべては144試合を息切れせずに走り抜くためだった。

 しかし…。いざ9月に突入すると首位の巨人は14勝5敗と勢いは増し、阪神は8勝11敗。差は開く一方だった。なぜ? 対策は練ったはず…。しかしペナントレースのヤマ場に向けて、巨人には阪神を上回る周到な準備が施されていた。

 巨人・原監督の7月終わりの言葉だ。

 「今年は最後までもつれるかもしれない」

 8月の、原監督の先を見据えた戦いぶりは徹底していた。点差が開いた展開では早々に守備固めを起用して主力野手の体力消耗を回避した。登板過多が目立つ中継ぎには、先発投手と同様の「上がり日」を設定。投手にも野手にも、コンディショニングに細心の注意を払った。また打撃不振が目立った片岡を8月6日に出場選手登録を抹消。ファーム施設でミニキャンプを敢行させて、19日に呼び戻した。




Posted by 亀井則国 at 10:13│Comments(0)
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